PEAK 「夢」へ登る

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このDVDは登山家、栗城史多のヒマラヤ8000mへの挑戦を記録した感動作である。

僕は彼のことを「月刊てんつくマン」で知ったのだが、それを見てすごく勇気づけられてファンになった。
このDVDを見たらどうやって登頂するのか分かるし、カメラも自分でまわしているのがすごい。

栗城君は大学1年の頃、山岳部に入門。登山開始2年が経過した頃、失恋から彼女が登った山より
高い山に登山することを思い立って、北米大陸最高峰のマッキンリーに単独登頂成功。

以降、
2004年12月 南米最高峰「アコンカグア」(ポーランド氷河)
2005年 6月 ヨーロッパ最高峰「エルブルース」
         ヨーロッパアルプス最高峰のモディ・タキュル・
         モンブランなどの三山
2005年10月 アフリカ最高峰「キリマンジャロ
2006年10月 オセアニア最高峰「カルステンツ・ピラミッド」
2007年12月 南極大陸最高峰「ビンソンマシフ」
         それぞれ、単独・無酸素にて登頂。
現在までに、6大陸の最高峰、そして2つの8000m峰を単独登頂。

2007年 5月 ヒマラヤ初遠征で世界第6位高峰「チョ・オユー
         (8201m) 7700m地点からスキー滑降
2008年10月 世界第8位の高峰「マナスル」(8163m)

普通なら酸素の薄い高峰の登山では酸素ボンベを使用するのだが、彼の場合「無酸素・単独」という
のが特徴である。その理由はお金がかかるからだとか・・またはエムだからだとか・・・(笑)

大学まで登山の経験がなくて、ふと思い立ってマッキンリーに成功というのがすごい。
登山は高山病や凍傷、クレバスなど危険がいっぱいでまさに命がけである。
それでも登るのはやはり登頂した時の達成感・何かを伝えられるという感動があるからだろう。

登山団体なんかに属さずにニート登山家としてやり始めた栗城君に同世代として共感する。
生と死の狭間で「生きる力」や、夢を追いかけることの大切さを教えてくれた。

現在、エベレストへの単独・無酸素での登頂に挑戦している。これを成し遂げれば日本人初の快挙。

惜しくも先月の登頂は断念してしまったが、彼なら必ず成し遂げられるだろう。