最近買ったCD

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これは「アニマル・コレクティヴ」というバンドの、09年作の9枚目のアルバムです。
サイケデリックでポップで、エレクトロニクスを導入したキラキラしたサウンドが摩訶不思議な世界へ
連れて行ってくれます。ウネウネ動くジャケットもいい
ビーチ・ボーイズやサイケ時代のビートルズも彷彿させる粒揃いの楽曲で、過去の時代への造詣も
感じさせるいいバンドです。特にヴォーカルは、シド・バレットにも似ていて彼の狂気は死後も
受け継がれているとしみじみ感じますね
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ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンスのデビューアルバム
今年リマスターされ、DVDやブックレットもついて新装されたお買い得盤です。
とにかく「最も創造的で革新的なギタリスト」の称号に相応しい人は、今なお彼をおいて他にはいない。
エリック・ジョンソンもカバーした「Love or Confusion」がかっこいい「Red House」はギターが炸裂する
ブルースのハイライトです。バラード「This May Be Love」は名曲だし、「Third Stonr From The Sun」
「Are You Experienced」のようなサイケデリックな曲では彼のイマジナティブな音楽性が窺えます。
17曲も入っていて聴きごたえ十分だし、生前残した3枚のアルバムで才能が爆発して本当に燃え尽きた
んだなと実感します。ベスト盤には派手でキャッチ―な曲しか入ってないけど、彼の深い音楽性は
やはりオリジナルアルバムでしか味わえません
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アルヴォ・ペルトという作曲家のベスト
声楽曲やオーケストラなど色々な曲が入っています。ミニマルや十二音技法など取り入れて、クラシックに
とどまらない作品を多く残していますね。特に「鏡の中の鏡」はピアノのミニマルな旋律に、ヴァイオリンが絡む
静かな曲なのですが、後のアンビエントにも通じる独特の静謐さがあって好きです
 
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エイフェックス・ツインのリミックス・アルバム
「金のためのミックス」とは受け狙いかこの人は「クズな曲しかリミックスしない」という発言でも有名だが
理由は、いい曲は修正する必要がないかららしい。エイフェックス名義のアルバムのなかでも、
暴力的なビートもなく、最もリラックスして聴けるアルバムだと思います。
ロックやテクノの曲から、フィリップ・グラスやギャヴィン・ブレイヤーズなど現代音楽の作曲家まで
取り上げているあたりは何でも貪欲に取り入れるセンスが窺える。
テクノ系の音楽は一聴して誰の曲だか分からないことが多いが、この人は別格ていうかそれと分かる個性
がある。各電子音がオーケストラのように絡み合い、構築されているのが天才的だし、高い音楽性を誇り
ながらも、それでいてポップを忘れていないのがすごいところだと思う。