刑務所の中

この数年、年末になると家に籠って必ず読み続ける漫画があります。
 
無人島に漫画を一冊持っていくなら、迷わずこれを選ぶことにします
 
それくらい好きで、今までに何百回読んだか分からない自分のバイブルとなっています
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この漫画がきっかけで、花輪和一の他の作品も読むようになり、幻想怪奇的な深い世界にもハマりました。
 
しかしここでは、初期の因業にまみれたエログロな残虐描写はありません。
 
刑務所での生活や受ける仕打ちについて、説教じみた点は一切なく現実を綴っています。
 
檻の中での一番の楽しみはやはり「食事」であり、贅沢なメニューに涎が出そうですw
 
監獄に「閉じ込められる」ことで俗世間から隔絶された人々は、何のために生きるのだろう・・・?
 
答えがないから何度でも読みたくなるし、一度も飽きないのは花輪和一の才能に依るものでしょう。