ロメオ・カステルッチ


昨夜のNHK教育での「芸術劇場」を見ました。

僕はダンテの原作を読んだこともなく、何の予備知識もなく観たのですが衝撃を受けました!


ダンテの「神曲」を元に、現代の鬼才アーティスト、ロメオ・カステルッチが描く舞台です。

美しく鮮烈で、胸に残る心地よい舞台映像に、ただただ圧倒されました。

前衛音楽を思わせる効果音もすばらしくて、強烈に記憶に残りました。


原作を知らなくて、何の論理づけもなくても十分楽しめる映像美でしたよ。

「地獄編」「煉獄編」「天国編」の3部構成だったのですが、どれも全く違う表現で描かれていて、
すっごいな~と思いました。

この作品でロメオは、人間が互いに関わり合う必要があるがゆえの苦痛みたいなものを伝えたかったの
だとか・・・。

あと、作品は観衆の視点があって成立するみたいなことも言ってましたね。


いやあすごいものを見せてもらった!これは原作も読まなければと思いました。