無限の彼方


2001 Jupiter and Beyond the Infinite 1
リゲティといえば「2001年宇宙の旅」の音楽で多くの人に知られるようになったのではないでしょうか。
 
この映画のサウンドトラックは「ツァラトゥストラはかく語りき」ばかりが有名ですが、リゲティ作による4曲も映像と
実にマッチしていて、欠かせない要素のひとつとなってます。
 
武満徹も使っている「トーン・クラスター」という手法で、うねるような音色の洪水に引き込まれます。
 
特に後半の「木星、無限の彼方」からの映像と音楽は恍惚を味わうような、打ちのめされた気持ちにさせられます。
 
映像作品としての完成度の高さはいうまでもなく、そこに込められた人類の永遠のテーマみたいなものは、何度
観ても深く考えさせられるものがありますね