へるんさん

「へるんさんの秘めごと」という、小泉八雲の生誕160周年記念・来日120周年記念展を見に行きました
 
 
小泉八雲の書いた物語は、大好きです
 
日本人の、死者や「無」を重んじる精神、自然を慈しむ心を理解し、日本という国を愛した人だと思います。
 
そういう日本ならではの文化や思想・精神は、彼の物語にも表れていると思います。
 
 
へるんさんの時代の絵師が描き残した絵金や、イギリス・アメリカの心霊写真などともに、へるんさんの描いた
 
世界に魅せられて時代を超えた、現代日本のアーティストの作品も展示されていました。
 
 
野村佐紀子の≪暗闇≫という写真には、アラーキーにも通じる、吸い込まれる魅力を感じましたね
 
西尾康之の作品は2mを超える不完全な人魚で、リアルですごい迫力ありました
 
松井冬子の絵は、日本の伝統的な幽霊画に通じる存在感に、畏怖の念を抱かされました。
 
他にも、インスタレーションみたいな作品や、前衛的な絵画もあって前半よりこちらの方が楽しめましたね。
 
 
美術館に行って色々な作品に触れると、自分の中のもつれていた部分が解きほぐされる感じがします
 
美術館の、静謐で、自由で、時間から解放されているような雰囲気が大好きです
 
できることなら、美術館に住むのが夢です(笑)やっぱ自分はアート人間なのかな~と思ってみたり・・・。
 
 
音楽だけじゃなく、すべてのアートから吸収できるものがたくさんあります