読書とか・・・

この時期、屋外にテントを張って、自然の音を聴きながら読書をします。
 
特に夜は虫の声がしたり、正体不明の何かの音(風?)が聞こえたり、自然の中に身を委ねる感じがいい
 
です。 こういう音って、都会や家の中にいると、意識しても聴くことがないですよね
 
 
沢木耕太郎の「深夜特急」を読みました
 
狭い日本の片田舎から、時空を超えて広い世界へと意識が旅立ちます・・・・
 
別に特段変わったドラマティックな話ではないのですが、ノンフィックションなのでリアリティがあって、無償に旅
 
がしたくなる、そんなパワーを持った本です
 
 
同時にアンドレ・ブルトンの「狂気の愛」を読んでいます。
 
すごく詩的で、難解な表現が印象的な、ショールレアリスムの中心に位置する本です。
 
人間の感情や内面的な出来事を、物理や自然現象で比喩していたり、一見して散漫な文章も、一滴が大河の
 
流れになるようにイメージがどんどん膨らんでいきます・・・・ 愛について、芸術や哲学的な思索が広がってい
 
く傑作です
 
 
そして本棚にあった星新一の本を改めて読んでみます。
 
ブラックユーモアとか、人間の運命を皮肉たっぷりに、時には教訓を織り交ぜながら綴られるショートショート
 
世界には、何度読んでも考えさせられます。。。 何度も読むうちに、違った視点で読めてきたり、どこか哲学的
 
で深くてやっぱりすごいですね星新一の世界には多くのインスピレーションを得ています。