雨の音楽。。○

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Alex de Grassi「The Water Garden」
’98年のアレックス・デ・グラッシによるソロギター作品です
“水”をテーマに作曲されたオリジナル曲が10曲収録されています。最近のアンサンブル主体の作品は
昔からのギターファンからは忌避され評価が分かれていますが、これはソロ・ギターで全曲オリジナルって
ことで、ウィンダムヒル時代の傑作を彷彿させる、名盤として称えられています。
俺も、18弦ギターによる1曲目以外は全曲耳コピーしました。ちょうどソロギターをやり始めた頃、滅茶苦茶
聴いた想い出深いアルバムです。
ミニマルな音の洪水に巻き込まれるようにして1曲目「Prelude」が始まる。3曲目「The Water Garden」に
代表されるような、クラシックの印象派を彷彿させる静謐な作風はデ・グラッシの独自の世界である。
「Cumulus Rising」は積乱雲のなかで、雷の音が聞こえてきそうな情景が見事に浮かんでくる。
ギターの音だけで水のイメージをここまで表現できるのかというくらい、音楽がインスピレーションと結びついて
風景画のように構成された最高傑作である
 
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Flipper's Guitar「ヘッド博士の世界塔」
渋谷系を代表するバンドとして時代を風靡したバンドのラストアルバムです。
3曲目の「アクアマリン」が深海で奏でられた地球の鼓動みたいな曲になっていて、雨の日に聴きたくなります。
ビーチ・ボーイズストロベリー・スウィッチブレイドやら洋楽ロックをサンプリングした、サイケデリックなポップ
アートになっています。
歌詞の世界も文学的で、シュールで、ひねくれたコラージュみたいなセンスが芸術の域に達しています。
コンセプトアルバムとしても日本のロックを変えた、彼らの最高傑作といえるのではないでしょうか
 
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Aphex Twin「Singles Collection」
アルバム未収録のシングル集で、リミックスも含めたコレクターアイテム
1曲目の「On」が、雨の音や雷が冒頭に聴こえ、話し声が入っていたりして風景を想起させます。
ピアノのメロディに暴力的な電子音が絡み合うのが美しくて、凡人には思いつかないような天才性です
この曲はファンの間でも人気があり名曲の誉れが高いですね
 
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Philip Glass「Glass Works」
にはミニマルミュージックや現代音楽が良く似合います。
特にフィリップ・グラスの暗い世界は、家に引きこもって音楽の世界に浸るには最適ですね
ニューエイジっぽいピアノ曲に始まり、アンサンブルで色んな楽器が加わり、ポップでミニマルな世界を想起
させます。曲目も風景が思い浮かぶようで印象的ですね
この音楽を雨の日に聴くと、世界の見方が変わるというか、生き方を再発見出来る気がします。
 
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Burt Bacharach「Classic」
雨といえば、やっぱりバート・バカラックの名曲「Reindrops Keep Falling On My Head」を聴きたいですね
様々なアーティストにカバーされたバージョンもいいですが、やっぱりオリジナルのオーケストラバージョンが
個人的に好きです。曲の構造を、パートごとに見事に楽器で分担されていて、もともとのアレンジが作曲された
段階で決められているように思います。アメリカの作曲家の至宝だと思います