おすすめ★クリスマス☆アルバム

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ブライアン・ウィルソンの05年作のクリスマスアルバム「What I Really Want For Christmas」
 
本当はビーチ・ボーイズクリスマスアルバムが好きなんだけど、そっちはあまりに素晴らしすぎて卒倒して
しまう可能性があるのでまずはこっちをお勧めします(笑) ここ数年のブライアンは精神を病んでいた頃が嘘
のように精力的な活動をしていて、ポジティブに多くの作品をリリースしています。当時を知る人にとっては感慨
深いものがありますが、病んでいた頃の狂気をはらんだ音楽に比べると評価が低くなっている気もします。
でもブライアンのような天才は、しばしば凡人には理解できない時間軸や価値観というものを持っていて、それ
は時代を超えて評価される時が来るのだと思う。実際、ビーチ・ボーイズ時代の多くの作品も時代を超えて現代
に評価が高まったものばかりなのだ。ときには駄作といわれたり、世紀の傑作だといわれたり、人の価値観を
超越したところに存在している、そこがブライアンの音楽の魅力だと思う。
 
このアルバムはビーチボーイズ時代に比べると、いくらか凡庸な印象なのですが、書き下ろし新曲の3曲を
聴くためだけに買っていいといって過言ではありません。ビーチ・ボーイズの2曲のリメイクも、現在のブライアン
バンドの音に生まれ変わって魅力を増しています まだまだ天才の才能は死んでいないことを如実に示す
明るく楽しいアルバム普通に、おもちゃ売り場で流れてていいと思います。
 
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これは言わずと知れた定番というか、クリスマス・アルバムの古典といっていいですね
 
ストリングスのシンプルなアレンジが、ビング・クロスビーの温かい歌声によく合っている。世界で一番売れた
クリスマスアルバムとしても有名です。古き良き時代のクリスマスって、こういう感じだったのかとしみじみ暖炉
にあたりながら聴いていたいです後半は女性コーラスも加わり、ホーンも取り入れた賑やかなアレンジに
なってて楽しいです。現代まで色々なクリスマスアルバムが録音され、世に出ていますが、何枚聴いても最後
にはやっぱりここに帰ってくる気がしますね
 
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ヨーロッパのアコースティックミュージックレコードから出た企画ものアルバム
 
様々なギタリストがフィンガーピッキング・ソロで多くのクリスマスソングをアレンジして弾いています
Emiel Van Dijkというギタリストの曲で幕を開けますが、「Sleigh Ride」と「Happy Xmas」を素晴らしいテクニック
でアレンジしてます。でも、前者はカーペンターズの、後者はジョン・レノンの原曲まんまなアレンジ。それに比べ
ジャック・ストッツェムの「White Christmas」はロックなアレンジが個性的でかっこよすぎるギタリストの入門
としても色々なアーティストが参加しているのでお勧めです。
ヨーロッパのギタリストは、アメリカとは違った何か新しいものを感じるいいギターミュージックを作っている人が
多いので好きですね。一番気に入ったのは、フランコ・モローネのケルティックなアレンジによる2曲でした